難しい、難しいとぼやくマルチアンプシステムですが・・・・
利点もあるのです。
オーディオルーム再生初期のプリアンプはDENON PRA-2000だった。10万円かけてオーバーホール修理をしたが、わずか半年で故障した。コンデンサなどは全て交換し基盤の半田を最新のものにしたにもかかわらずである。下のAccuphase DACは研ぎ澄まされた気持ちいい音はするがハイレゾ対応では無いのでとりあえずはパス。
ハイレゾの興味が失せた時点で、また使用することになるかもしれないのではある。(認めたくないが、Demiおじさんの耳の劣化も現実的ではある)
SUBWOOFER 用のローパスフィルター
以上のようにマルチシステムには、数限りない欠点はある。反面パワーアンプの負荷がすこぶる軽いという超利点がある。それ故、5W程度の球アンプですら十分なドライブができるのは嬉しい限りです。
実際、我が家のB2-Xはこのマルチシステムではオーバースペックかと。時速300キロのスポーツカーで、30キロ制限の狭い道を走っている。こんな表現はプアオーディオを経験しているからこそのコメントです。。
高出力に対応したコイルとコンデンサを組み合わせたネットワークを搭載したスピーカーで低音から高音までフラットな再生をさせるためにはハイパワーアンプでパワーをブチこまざるを得ない。
そうなると音色にも微妙な変化が生じる。これらの差をアンプのスピーカーの良し悪しで判断していた、えせ評論家の罪は大きいと感じたのはDemiおじさんだけだったのだろうか?
大きなパワーを入れなくていい点でもマルチシステムというオーディオ装置はとても理にかなっているのである。
実際に、安価な中華アンプであるLepai 2020+(20W+20W)などでマルチシステムをドライブしてみたが、音色の味付けなどの細かいことを抜きにして、ボリウム9~10時くらいで十分な音量が得られた。
これで仮にメインのパワーアンプであるB-2Xが故障したとしても、とりあえずは安心という訳です。