その32 ハイレゾかアナログか、これは好みの問題か?

今回のコメントは還暦をすぎて耳の衰えた、あくまで「Demiおじさん」の見解ということを最初にお断りしておきます。

先日、ある会合があり、50歳前半の方とのオーディオ談義の中で、「やっぱりハイレゾはいいデスネ〜〜」と言われた。あまり否定はするつもりはなく「そうですね〜〜」とお答えはした。でも実のところはアナログの方がはるかにいいんだよ〜〜と心の中でつぶやいていた。

e-ONKYO、OTOTOY、moraにしてもそうですが、ハイレゾはCDよりは高域が優れているので低域も締まり、いいのはよく解ります。でもX倍音が再生できるLPの方がとにかく気持ち良く聴けます。

市販ハイレゾ音源は音響技師の腕によるが、最初から録音のいいマスターテープを焼き直しているので確かに当たり外れは少ない。

ところが LPレコードは録音技師の腕が大きく左右します。さらにカッティングの際に使ったRIAA機器の優劣に大きく左右されます。かつてはRIAA規格でないイコライザーも多々あったのですが自然淘汰でRIAA規格に落ち着いた。ですから再生時にはカートリッジやRIAAイコライザアンプはケチらず贅沢したい。

1960〜1970頃にカッティングされたクラッシックやJAZZに、録音の良いモノが隠れていて1985以降のLPの殆どはゴミです(だと思いますが断言は致しません)意外と知られていないのがダイレクトカッティングなどバブル期のお金にものを言わせて、これでもかとキンキン音の録音したやつ。聴いてみるとピークでは歪みが出ているし録音技師の耳が悪いのか腕が悪いのか、装置が悪かったのか・・・・・・ロクなもんじゃない。

Demiおじさんがアナログ再生で最も多く使っているカートリッジはYAMAHA MC-1S です。TechnicsのShellが安物という点は納得して、鳴きが気になるので、鉛ウェイトでダンピングしています。

JAZZはDENON DL-103が定番とよく言われますが、中音域重視の個性なのかゴムダンパーのへたれなのか分かりませんが、超高域の出方が今ひとつなのでお蔵入り。一応新品購入したのですが、他のDL-103も聴いてみたいけど・・・・。

SONYに近年発売された LPレコードを DSD 録音できるというアナログプレーヤーがある。早速 PS HX-500を借りてみた。ベルト回転はまあ新品なのでこんなモノ、アームがよくありません。カートリッジは最悪。ユニバーサル規格ではないのでMCカートリッジとの比較はできないしカートリッジをオルトフォンのMM型(2M Bronze)に換えるとアームの高さが合わない・・ので諦めた。メーカーによると録音時のレベル調整などDSD録音に影響の無いように付属カートリッジのみが保証との返答であった。

でも一言。録音音量の低い曲はメチャクチャ音量が足りない。静音部ではハム音はするは、ゴロ音はするは、これがデジタル?ほんとDSD?  ガッカリだ。まあ、これが天下のSONYの技術(ゲーム機以外はまじめさが足りない)なんだとはっきり失望した。

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