オープン型ゼンハイザーHD-598SE 耳あたりのよいイヤーパッドが耳全体を覆い装着感抜群。しかもそれほど高価でもない。
ハイレゾと言えば、以前、父が所有していた「STAX」というコンデンサ型ヘッドフォンが逸品だった。目をつむると楽団が目の前で、音楽を奏でてくれる。倍音をゆとりをもって再生し、疲れないといったら嘘になるその重さだった。(1キロを軽く超えていたと思う
当時、STAXはヘッドフォンとは言わずイヤースピーカーと言って、耳の横に長方形のスピーカーボックスを配置し不格好だった。セットされたヘッドフォンアンプを含めて30万円くらいした記憶がある。高価でありあまり聞かせてもらえなかった。
正直言うと、そのときのコンデンサイヤースピーカーの音は忘れた。でも感動だけは残っている。ゼンハイザーはおそらくはSTAXの足下にも及ばないとは思うが、室内楽とかのジャンルを選ばない点では優秀と思う。還暦過ぎた耳にとってゼンハイザーで聴くJAZZの再生は逸品といってもいい。
わずかに、女性ボーカルだけは、振動板の劣化したオープン型ゼンハイザー(HD-424X-下図参照)にもかなわないと思う。正確な音すぎて艶が乏しいのだ。
一番小さいオープン型KOSS PORTA PRO 気軽なリスニング向け。イヤーパッドが国産の汎用品で間に合うのが嬉しい。細かいことにこだわらないYouTube試聴に向いている。