Demiおじさんは、貧乏オーディオという言葉が適当でないと思いプア・オーディオと表現、主張し続けてきた。でも今回のシステムはとにかく安物だけで構成したシステムとなった。
まずはアンプ。これは中華デジタルアンプで2.5k円。20W+20WでBlueTooth付き。Mac mini でBlue Toothで飛ばすだけでなく、何とUSBメモリーやSDカードのmp3ファイルも直接読める。さらにRCA入力までも備えている。
欠点は中華アンプ故の耐久性。今のところ故障はないが不安要素の一つではある。
次はスピーカー。FOSTEXの8cmカンスピをMDFバッフルに取り付け、丸めた絨毯の上にのせた。ニトリの絨毯は昔購入したもの、0.7k円くらいだったと記憶。おそらく片チャンネルが2.3k円とジャンク品並。L+Rのステレオでも4.6k円。エージングにより中高域のピークもなくなり、ヘタな2−3万円のバスレフ箱よりましになるはずだ。ただし構造上低域が出にくいので粗大ゴミのサブウーファーを修理して使うことにした。
このDENONのサブウーファーであるが低域は歪みだらけ。分解してみるとウーファースピーカーエッジがぼろぼろだった。早速セーム革を貼り付けて修復。結構手先を駆使した。アンプ部分は生きていたので無事音が出た。ゴミなのでタダだったが。キョンセームの値段が高かった。セーム革はコーン紙とテンションを加えて貼り付けた方が低域は出るようだ。ゴム糊は老眼鏡を駆使しながら慎重に貼り付けたので大変疲れた。
内蔵アンプが壊れていた場合は、上記のようなローパスフィルターを介してアンプ増幅する。今回は必要なかった。
さて、試聴である。
実はDemiおじさんのメインシステムにあっては絨毯スピーカーは現役である。16cm TRIO(kenwood)の2Wayを使っておりボーカルの奥行き補助のためだけに使用中。そのときのテストで購入したFOSTEX 8cm フルレンジの再登場である。この絨毯スピーカーというものは低域を出さないかわりにユニットのもろ実力を出してしまう。要するに箱鳴しないので高域がきれいなのである。
サブウーファーを繋いで、目をつむって聴くと、FOSTEXのP-800kの音はびっくりなのである。FE83Enに替えたらさらなるバージョンアップになることは間違いない。ただそうなれば、サブウーファーの力不足が目立つかもしれない。