その65 プア・オーディオでハイレゾ

プア・オーディオ(=貧乏オーディオ)コーナーの「その53」でLo-D HS-70Fを復活させた際の副産物で、このスピーカーの低音ががやわなトランジスターアンプでは再生できないことは以前アップしたとおりです。ところが「その52」でたった¥3000足らずのD級中華アンプが普通にドライブできているという驚きを報告した。ただ・・・贅沢は言えないが何か今ひとつ物足りない感じがあったのも事実です。

先日、偶然にNFJのサイトでFX-AUDIO-のDACアンプ(D802J++)を見つけた。

USB-DACで、この価格(¥13.8K)で何と、192KHz 24ビットで再生可能とのこと。早速入手し音試しをしてみた。PCは「その28」で復活させたMacBook MacOSX10.7.5である。旧式Macだがドライバは標準装備で動作することはアーキテクチャーでハイレゾ対応しているMacの優位性、特権でもある。

うーん 知らずに聴いたら30万円のプリメインと間違うくらい・・・アンプの実力というよりHS-70Fの度量が大きいせいかも知れないが十分ドライブできているのである。まだ100%は信用していないのでしばらく鳴らしてみることにする。

(追記)しばらく、鳴らしてみた・・・が・・・・どこと云って悪くないんだけど、優等生的で面白味に欠けるのだ。耳に自信がある訳でもなくこれ以上のコメントは避けるが、真空管アンプのあの艶というか、歪みというか、もちろん歪みがないのはD級なので当たり前ではあるのだが・・・・。

現段階の不具合というか不満というか、パワーを出すためのJVCの24V3.5Aの電源の汎用端子が入りきらない。NFJサイトでは比較的高級品のD802J++なのでACアダプターは25V5Aくらいの余裕のあるPSE規格の国産品を標準装備して欲しいものだ。同サイトの電源プラグアダプター(下記)は以前、入手していたので実利用には問題なかったのだが・・・・プラグの抜き差しの際に火花が出るのはいただけない。何とかならないものか。性能上問題ないとはいえ、精神安定上良ろしくない。不安の残る中華アンプなのである。

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