その75で、BBE362が「心地よい音」という表現を用いたが、偶然ある友人が新機種のBBE482iという機種を持っていることを知って、無理矢理借りてきた。
デザインはシルバーと赤という482iに対し黒塗装の362でイメージが違いすぎるが、音色はもっと違って聞こえた。グラフィックアナライザーで特性を見ると低温はちょっと違うものの、高温、中高音は殆ど違いが無い。
この音色の違いはどうしてなんだと悩んだ。
音の印象ですが、362はコンデンサや抵抗の質が違うのだろうか、音に艶がある。奥行きが出てきてバスドラムやトランペットの定位が良くなる。もしかして位相を換えて音色をいじってるような・・・・対して、482iは、平面的な音場でドンシャリになっている。技術者が後継者に音色のことを上手く継承されていないようだ。
482iは高価な割には、周波数特性だけのラウドネス機能だけのようだ。362が中古で出たら、購入を考えたい。